秋吉台フィールドワークショップ

slow/motion ←参加者募集中
 
 ワークショップ&レクチャー   2006.9.11(月)−9.16(土)
 展覧会               2006.9.17(火)−10.1(日)






夏の残り香漂う9月中旬に、カルスト台地や鍾乳洞で著名な観光名所である秋吉台を中心としたエリアで、「あるく、みる、きく」というフィールドワークの基本に立ち返りながら、そこにある日常生活の中では気付かないような小さな情報のかけらを収集し、整理しながら、観光名所としての秋吉台ではなく、「日常の秋吉台」を浮かび上がらせるようなタイプのフィールドワークのワークショップを開催します。
今回のワークショップでは4組のゲストアーティストと4名の特別講師をお招きします。講師はそれぞれの専門分野の観点から、フィールドワークについて、 あるいは秋吉台についてのレクチャーを行い、ゲストアーティストは彼ら独自の視点で参加者とともに秋吉台周辺を歩いてまわり、そこで見つけてきたものを参加者と一緒に組み立てていきます。
フィールドワークは、都市景観や社会環境のリサーチの一環などとして都市部では主に建築系や社会学系の方々がよく行っていると思いますが、地方や周縁部では民俗学的な調査や、特異な地形や地質の研究を主体としたフィールドワークが多くを占めていると思われます。そこで今回の秋吉台フィールドワークショップでは、[slow/motion]と題して、 都市とは少し違う時間の流れの中で成立している田舎の小さな出来事や問題系をとらえていき、 観光マップや地形図とは違う新たな秋吉台の地図を描けきだし、その収集した成果を展覧会として発表します。都市には都市特有の問題があるように、地方には過疎化や財政問題などに代表される地方特有の問題が多く存在します。それらの普段は見えてこない問題にも切り込めるような問題意識を持って、アーティスト、講師、ワークショップ参加者とAIAVスタッフでワークショップと展覧会を組み立てていければと思っています。みなさんのご参加をお待ちしております。



参加費
一般:39,000円、学生:33,000円 (6泊分の宿泊費と6日分の朝夕食を含みます)

定員 
21名(応募者多数の場合、選抜を行います)

応募締切 
2006年9月7日(木)消印有効

応募方法 
応募希望者は応募用紙に必要事項を記入の上、郵送またはFAXにてお申し込みください。あるいはAIAVウェブサイトより応募用紙をダウンロードしe-mailにてお申し込みいただくことも可能です。

備考
1)参加者の朝夕食はAIAV内のレストラン「若新」をご利用ください。
2)芸術村の宿泊施設にはタオル、シャンプー、歯ブラシは備え付けておりません。宿泊棟受付、自動販売機にて販売いたしております。
3)当ワークショップでは屋外での活動がメインになりますので、動きやすい服装でご参加ください。また天気も変わりやすいため雨具や帽子などの携帯を忘れないようにお願いします。 *下記のタイムテーブルには若干の変更の可能性があります。


 

artist&lecturer profile

 guest artist(ゲスト・アーティスト)


      左からHaegue Yang、宮川敬一、Laura Horelli、assistant Co., Ltd

Haegue Yang(ヘギュ・ヤン/アーティスト/ベルリン&ソウル)
1971年ソウル生まれ。ベルリンとソウルを拠点に活動。1995年にソウル国立大学を卒業後、1999年フランクフルト美術大学にて修士号を取得。釜山ビエンナーレをはじめ国際展への出展多数。日常に溢れているありふれた物事に価値を見いだし、再評価するような作品を制作している。2003年には秋吉台国際芸術村でレジデンス・アーティストとして秋吉台周辺に広がる何でもない風景を切り取り採集し再整理して作品を提示した。3年後の今年再び秋吉台の新たな日常を採集していく。

宮川 敬一(ミヤガワ ケイイチ/アーティスト/北九州)

1961年北九州生まれ。アーティストとして活躍するほか展覧会の企画運営もおこなう。 1997年より北九州市にオルタナティブスペース「gallery and cafe SOAP」を発足。2001年にRe- Map Project KITAKYUSHUを毛利嘉孝と共同で企画。また翌年RE/MAP 2002を、2003年にはRE/MAP北天神(福岡県立美術館)などマッピングプロジェクト多数。2006年よりNPO法人AIK(アートインスティテュート北九州)を設立し、地域から芸術を発信していく活動を精力的に行っている。

Laura Horelli(ラウラ・ホレリ/アーティスト/ベルリン)

1976年ヘルシンキ生まれ。ドイツ・ベルリン在住。2000年ヘルシンキ美術アカデミー卒業。2002年シュテーデル美術学校を卒業。映像や写真を用いてパブリシティとプライバシーの結節点を探るインスタレーション作品を制作している。2000年に秋吉台国際芸術村にレジデンス・アーティストとして滞在しビデオ作品を残している。nifca(北欧現代芸術協会)での滞在創作活動や、プエルトリコ・ビエンナーレへの参加など活動は世界規模である。今年は光州ビエンナーレに出展後に、山口を再訪する。

assistant Co.,Ltd.(アシスタント/クリエイティブ・グループ/東京)

「アーバニズムとツーリズム」「空間とシチュエーション」「通貨とショッピング」の3つのテーマを持つクリエイティヴ・グループ。東京大学建築学科の同級生であった松原慈、有山宙、須之内元洋により領域融合的デザイン活動として2002年に始まり、実験的な手法で、空間・建築デザイン、インタラクティブデザイン、アートの各分野で活動。2005年からは新たにinternational & interdisciplinary design practice - assistant Co.,Ltd.を組織し、国際的に活動の幅を広げる。


 lecturer(特別講師)


     
 左から配川武彦、貞方昇、毛利嘉孝、木村哲也

配川 武彦(ハイカワ タケヒコ/秋吉台科学博物館館長)
秋吉台科学博物館館長。専門は地学で、40年近く秋吉台科学博物館に勤務し、秋吉台をはじめとする洞窟の調査・研究を続けいている。帰り水のボーリング調査、白蓮洞事故の救助活動、島根県などの広域調査、沖永良部島などの洞窟調査、最下位のコノドント化石の発見、黒褐色石灰岩の追跡、台上の小湧水の確認など活動は多岐にわたる。

貞方 昇(サダカタ ノボル/山口大学教授/地理学)

1948年生まれ。1970年、早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。1982年、広島大学大学院文学研究科地理学専攻博士課程後期単位修得退学。地理学のなかでも自然環境の変遷に人間活動がどのように関わってきたかについての研究を行っている。主な著書に『中国地方における鉄穴流しによる地形環境変貌』渓水社『歴史地理調査ハンドブック』【共著】古今書院、『日本の地形6 近畿・中国・四国』【共著】東京大学出版会など。今回は過去と現在の地図を手に秋吉台の「作られた自然」を読み解く。

毛利 嘉孝(モウリ ヨシタカ/東京芸術大学助教授/社会学)
1963年生まれ。専門は社会学・文化研究。特にメディアや文化と政治の関係を考察している。京都大学経済学部卒。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジMA(メディア&コミュニケーションズ)、同PhD(社会学)。九州大学大学院助手・助教授を経て現職。2002-2003年ロンドン大学客員研究員。Inter-Asia Cultural Studies (Routledge)編集委員。 主著に『文化=政治:グローバリゼーション時代の空間の叛乱』(2003年、月曜社)など。

木村 哲也(キムラ テツヤ/周防大島町立文化センター学芸員)

1971年高知県生まれ。高校卒業と同時に宮本常一『忘れられた日本人』に出会い、以後宮本の足跡をたどる旅を続ける。神奈川大学大学院歴史民俗学資料学研究科博士後期課程終了。博士(歴史民族資料学)。2004年より周防大島文化交流センター学芸員。宮本の金字塔『忘れられた日本人』の舞台十箇所を、二度三度ていねいにたどり直し、宮本が会った人、その縁者に取材し続けた記録をまとめた主著『『忘れられた日本人』の舞台を旅する-宮本常一の奇跡』がある。

会場
秋吉台国際芸術村、秋吉台周辺

主催
(財)山口県文化振興財団秋吉台国際芸術村
協力
秋吉台科学博物館、周防大島文化交流センター、山口大学、東京芸術大学、秋芳町観光商工課、美東町観光課
後援
山口県、山口県教育委員会、秋芳町、秋芳町教育委員会、美東町、美東町教育委員会、美祢市、美祢市教育委員会

リーフレット掲載写真の詳細情報
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