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レジデンス・サポート ”trans_2015-2016″

2016年1月16日(土)~3月10日(木) 主催共催

trans_2015-2016 フライヤー

transとは、越える、横切る、通過する、交差/交換する、変換/転換するなどの意味を持つ接頭語です。
レジデンス・サポート・プログラムは、アーティストたちにとってその後の活動のための実験の場であり、新しい体験の場となります。作家たちは滞在する場所の文化、環境、そしてそこに生活する人々からアイデアを受け取り、創作活動を通じて新しい発想や視点を地域にもたらします。私たちは、秋吉台国際芸術村レジデンス事業が、様々な思想や文化の枠を超え、人々が行き交い、ふれ合う場となることを期待します。また、アーティストには意欲的に様々なプロジェクトに取り組むことが望まれ、創作活動とともに、その成果発表やアウトリーチなど地域交流プログラムを積極的に行っていただきます。

秋吉台国際芸術村のアーティスト・イン・レジデンス事業は、1998年の開村当時より150組を超える世界中の芸術家の滞在制作、研究活動、地域交流を支援してきました。今年のサポート・プログラムでは、世界6カ国から6名の若手アーティストを招きます。アーティスト達は55日間にわたる滞在中、母国とは異なる山口県の環境、文化、地域に住む人々との出会いの中で、「この土地の魅力」をテーマに制作を行います。

 

制作テーマ

 「この土地の魅力」 “The Features of This Land”

 

滞在制作期間

 2016年1月16日(土)~3月10日(木)[55日間]

 

関連イベント

 ・オープンスタジオ … アーティストの制作スタジオを公開します。
   2016年1月30日(土) 14:00~16:00 (申込不要、参加無料)

 ・オープニング・レセプション
   2016年2月27日(土) 17:30~

 ・展覧会
   2016年2月28日(日)~3月7日(月)10:00~17:00 (入場無料)

 

trans_2015-2016 参加アーティスト

ドナルド・アバド Donald Abad

ビジュアルアート / フランス  webサイト

プロフィール

Donald Abad

1978年生まれ。青年時代をフランス・パリで過ごし、国立高等装飾美術大学(ENSAD Paris)の奨学金を受ける。いくつかのアーティスト・イン・レジデンスと海外(オランダ、日本、キプロス、カナダなど)での制作の後、彼は屋外制作のためにアトリエを離れる事を決意。大胆なコンセプトやパフォーマンスによって、デジタルメディアと自然を混ぜ合わせる創作活動を続けている。

*公募による選出

<過去の作品>

Donald作品Donald作品Donald作品

 

 

 

 

タマシュ・スベット Tamás Szvet

インスタレーション、彫刻、メディアアート / ハンガリー  webサイト

プロフィール

Tamas Szvet

1982年ハンガリー・ギュラ生まれ。2007年にハンガリー芸術大学の彫刻学科を卒業後、2009年には同大学で芸術研究コースを開始し、アムステルダム大学の研究所およびヘリット・リートフェルト・アカデミーにて、引き続き研究を行った。作品は数多くの国際的な会場で展示され、ドイツやイタリア、チェコ共和国、フィンランド、フランス、韓国、日本、アメリカでレジデンスに参加した経験がある。2008年にはJunior Prima Prizeを受賞、2010年にはハンガリー科学アカデミーの設立したTalentum Prizを受賞した。

私の芸術上の研究が扱うものは、異なる現象を経験すること、再発見すること、また再解釈することです。科学、芸術、科学技術、文化の関係性が、私の創作過程において重要な役割を担っています。私は、人間の知覚と記憶、また私たちの時間と空間との関係を調査しています。サイトスペシフィック作品は、土地とコミュニティとの係わり合いに焦点をあてています。伝統的なメディアと新しいメディアの両方を用い、日常物を変容させたり技工することで、通常は目に見えたり表現されない要素を、発見し、明らかにしていきます。言い換えるなら、意味や知覚という特殊なレイヤーを剥がすということです。

*公募による選出

 

交流プログラム

ワークショップ「The Features of This Land – In Praise of Shadows この土地の魅力 ―陰翳礼讃」
日時:2月11日(木・祝)13時~15時
会場:ルネッサながと
詳細>

 

<過去の作品>

Tamas作品Tamas作品Tamas作品

 

 

 

 

山田哲平 Teppei Yamada

ビジュアルアート、インスタレーション / 日本  webサイト

プロフィール

山田哲平

私の始まりは、私では無い何かになることでした。3歳から16年間続けた俳優は、私の「世界の捉え方」を築いたものです。私にとって演じることは、自分では無い何かに成ること。それは、私の中に他者を受け入れることにより、私は誰にでも成れたし、私は誰かでした。その様な経験を長い間続けたことで、ある日私は、私自身が判らなくなっていました。私の中に何人もの他者を受け入れた事は、私という一人の人間を見つけるのを困難にしたのです。私を形成していたモノは他の誰かであり、他の何かであったから。それは、私の内側にではなく、私の外側の世界に存在していたことでした。私は、私自身を理解する為に、私の中に入って来る外の世界を読み解いています。そのモノに成りきり、一つ一つ理解していく。
私にとって作品は、世界を理解する為の一つの装置なのです。

*公募による選出

 

交流プログラム

ワークショップ「秋吉台の音を探す」
日時:2月13日(土)10時~15時
会場:ホール・秋芳洞・秋吉台
詳細>

<過去の作品>

山田作品山田作品山田作品

 

 

 

 

 

インセイン・パク Insane Park

ニューメディア、絵画 / 韓国

プロフィール

Insane Park

私はニュースの中の大きな事件や、芝居がかった三流のメロドラマ、カルト映画、また見えすいた著作権の広告や、貧相なテレビ番組、下級のポルノ映画などイメージをいつもテレビやインターネットで見ます。これらのイメージは私の頭の中を巡り歩きます。時に、イメージが本来交わることのないはずのものと混ざり合い、突然変異を生み出し、それらと混ざり合い、他のイメージを作り出します。これがどんなコンセプトをもっているか私にはわかりませんし、何を伝えようとしているのかも分かりません。何も確かなことはありません。何も確認されません。
すべてはイメージです。
すべてはただのイメージです。
私が見る全てのものはイメージです。
私の作品は社会的なメッセージを持っているようであり、また時代ごとに矛盾するシステムを非難しています。しかし、これは単に私がどうイメージを見ているかということであり、意味を持っている訳ではありません。私の作品の目的と演出は、世界からイメージを吸収し、それを再び吐き出すということです。

*キョンギ・クリエーション・センターによる推薦

<過去の作品>

Insane作品Insane作品Insane作品

 

 

 

 

クエンリン・サイ Kuenlin Tsai

インスタレーション / 台湾  webサイト

プロフィール

Kuenlin Tsai

人生に係ることであれ創作活動であれ、私にとって大切なのは、常に、結果よりも過程です。同様に、人間関係の質もまた、出会いの後の継続的な交流によって決定されると言えます。つまり、過程が最終的な質を決めるということです。しかし、現代においては、人々は多くの時間を機械とともに過ごし、人間同士が出会う機会は大幅に減っていると言えます。インターネットを形成する電気回路を通して、ある人は全世界を所有しているかのようである一方、現実には全く何も持っていないのかもしれません。
私は自分の作品をコミュニケーション媒体として使うことにより、作品を通して二つの見慣れない点を繋ごうとしています。結果として生じる産物、それは見えないものかもしれませんが、私が大切にする価値ある結果であり、それはまた私の芸術の核心的な目的でもあります。
プラスチックパイプが最も頻繁に私の作品に使われています。その素材が描写するものが、私の芸術コンセプトに完全に当てはまるからです。パイプは始まりや終わりという観念に属さない代わりに、繫がりやコミュニケーションの媒体として使われています。現代の世界が、それ自体を持続する為に依存する媒体です。私はその「繋げる」という特徴を用い、出会いや組織という概念へと発展させます。そうすることでまた、私は遠くの音をこのパイプシステムを使って紹介します。音を運ぶシステムとして、人々を交流やコミュニケーションの為に繋げます。私のインスタレーションは言葉による説明なしに、総合的なデザインを通して、物理的に観衆を作品の交流的なメカニズムに誘います。

 *台北國際藝術村による推薦

<過去の作品>

Kuenlin作品Kuenlin作品Kuenlin作品

 

 

 

 

マリ・マキオ Mari Mäkiö

写真 / フィンランド  webサイト

プロフィール

Mari Makio

フィンランド・ヘルシンキ在住のビジュアルアーティスト。アールト大学写真学科でMAを取得後、写真だけでなく、ビデオやサウンド、テキストや記録資料などを用いて活動している。マキオの作品は、通常、空間インスタレーションであり、作品の中で重要なことは、異なる立場や背景の人々とともに作りあげていくことである。彼女の作品は、フィンランドや海外のギャラリー、美術館などで展示されている。
マキオの芸術活動は、人間の経験のとても基本的な疑問から始まる。世界の主観的経験、また個別的、集合的に作り出される物語と人々とのコミュニケーションが、彼女の制作の土台である。現在、マキオは視覚世界と言語の関係性に興味をもっている。視覚世界がどのように言語に翻訳されるのか、逆もまた然りである。彼女が関心を持つもう一つのトピックは、人間と環境との関係性、とりわけ人間が環境を変える主力である現代におけるそれである。
彼女の最近の作品である「(A) Life」は、作家や詩人、医者や2人の私立探偵という他分野の専門家とアーティストとのコラボレーションである。この作品の基礎は、ひとりの男性のフォトアルバムである。この男性の死後、彼のことを覚えていてくれている人がいなかったため、残されたアルバムだけが、彼の人生で唯一の形ある物となった。この3つのアルバムを元に、6人の専門家が彼ら自身の解釈を加え、イメージやテキスト、ビデオやサウンドで構成されるインスタレーションにまとめられた。

*フィンランドセンターによる推薦

<過去の作品>

Mari作品Mari作品Mari作品

 

 

 

 

アーティストの選出について

公募選出

日本国内より23組、国外より276組、合計299組の応募があり、選考委員会による厳正な選考によって、上記3名のアーティストを選出。
2015年度募集要項

推薦

下記海外協定機関より、それぞれ1名の推薦をうける。
キョンギ・クリエーション・センター(韓国)、台北國際藝術村(台湾)、フィンランドセンター(フィンランド)

 

平成27年度 文化庁 文化芸術の海外発信拠点形成事業

主催:公益財団法人山口きらめき財団 秋吉台国際芸術村
後援:山口県、山口県教育委員会、美祢市、美祢市教育委員会、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、駐日ハンガリー大使館、駐大阪大韓民国総領事館 韓国文化院、台北駐福岡經濟文化辧事處、駐日フィンランド大使館、フィンランドセンター