アイオワ大学でピアノと作曲を学び、2007年グラーツ音楽大学にて博士号を取得。独唱からアンサンブルやオーケストラとの共演まで、様々なスケールの声の音楽を作曲している。近年ではマウス・パーカッションやエアー奏法によるヴォーカルテクニックを用い、口蓋を音響空間として演奏する『マウスピース』と名付けた作品シリーズに’99年より取り組んでいる。
AIAV滞在時には、日本の伝統芸能、伝統音楽に見られるヴォーカルテクニックの研究に力を注ぎ『ヤママウスピース』等を制作した。2006年には『音の発明家たち』のプログラムのために再来村し、コンサートでの演奏と山口大学での講義を行った。この滞在中にローマ賞(作曲)受賞の知らせが届き、その後ローマでの1年間にわたるレジデンスでオペラ作品を制作した。
サポート 滞在期間:2005-2006