1982年生まれ。ポーランド・クラフクを拠点に活動する。2007年Jan Matejko Academy of Fine Artsを卒業。過去にポーランドの文化・国家遺産庁からの奨学金や、若手アーティストへ向けたクラフク市賞(City of Cracow for Young Artists)を受賞。
彫刻家として研鑽を積み、伝統工芸と新しい科学技術を融合する。彫刻的要素や歴史の痕跡が刻まれた収集物を、インタラクティブなものや光と併置することで、異なる種類の記憶、記憶する過程や意識を探求している。
日々の生活の中では最終的な結果より創造や生きる過程の方がより重要といわれおり、彼女は秋吉台に来たとき、日々の生活の過程の意識の中や思いやる態度の中にそれを見た。彼女の作品は過程を経ること、自らの道筋へ謙虚であることへの意識に焦点を当ている。我々はいつもゴールへたどり着けるとは限らず、それに気づかない。
音や映像、プログラミングされたプロジェクション作品など様々な手法を用いてインスタレーション作品を制作した。作品群はカフェから階段、廊下を通り、アーティストラウンジへと続き、入り口へ導くように配置され、展覧会を訪れるという来場者の経験と作品の趣旨を見事に重ね合わせた。
サポート 滞在期間:2018年1月14日〜3月9日