スウェーデンのマルメを拠点に活動しているアンダーソンは、何らかの目的や機能を果たすために制御された空間における”ユートピア”の観念について考察した。
AIAVで制作したアーティストブック『Just sky, hot spot and not』では、街やメディアのなかで発見される「空」のイメージを収集し、街や社会とイメージの関係性を考察した。作品展では前出のプロジェクトを展開したインスタレーションとともに、秋吉台国際芸術村の裏山の竹林にて雪の日に撮影した『Bomboo Work Out』を発表。この作品は、環境のまったく異なる異郷の地において習慣として行っているエアロビクス( work out / 運動する)を行い、その不安定な足下から来る動きを見せることによって常態を保つための挑戦(work out /何とかこなす)を表したものだ。