『私のドローイングは、状況的な経験を調査し、形式のない物の内なる線を探します。実験的なドローイングとインクを使った絵で、自然環境の中の視聴覚現象へ知覚的に従事していく過程を探求しています。また、私のドローイングは、感覚的要素の集合としての経験を考察しています。例えば、脈動する色や、音の形などです。知覚的に従事するということが、記憶や感情に基づき、どのように土地へのあいまいな属性のネットワークを構築しているか、探求します。鳥の鳴き声や、雷の音速衝撃波などは、これらの作品に刺激を与えるものです。』
シンディ・ユン・シャ・チンはシドニーを拠点に活動している。ドローイングを使い、音の感覚を視覚的な形式に変える。オーストラリアの大学院賞を受賞。現在、シドニー大学のファインアート博士課程を専攻し(2016年現在)、場所に関する体現的な経験における視聴覚の認識について調査している。シドニーやメルボルンにて個展、グループ展を多数開催。
AIAV滞在中は、秋吉台などでドローイングを行ったり、録音してきた秋吉台の音を聴きながら画を描くワークショップ“サウンドスケープ~「描く」と「聴く」のワークショップ”を実施し、参加者と共に水彩やクレヨンを使ったドローイングを行った。
フェローシップ 滞在期間:2016年10月2日~10月29日
[公開イベント] サウンドスケープ ~「描く」と「聴く」のワークショップ~ 会場:研修室3 日時:2016年10月22日(土)~10月28日(金) 13:00〜16:00