スポーツ選手として活躍した後、2011年にそのキャリアに終止符を打ち、新たに写真家としてのキャリアをスタートさせる。独学にて写真を学び、わからない事が多いながらも自分のあるべき場所を探し求めている。写真を撮ることによって、忘れるということの恐怖に対峙し、それを払拭しようと試みる。フィルムの現像されるプロセスを学ぶことに興味を持ち、アナログカメラを使って現像、印画までの行程を自ら行う。独特のざらつきと深い黒の色調をもたらす« lith »という特殊な現像方法を使って現像している。この« 炭 »のような色調を用い、現実を理解しようと勉めつつも同時に現実から逃避しようとしている。これまでに、Encounter of Young Internationale Photography (フランス) ; Galerie R2D2, Festival Manifesto(フランス), Biennale Internationale de la Photographie (ベルギー)などの展覧会にて作品を発表している。
AIAV滞在中には、ピンホールの原理を利用して部屋をカメラのようにしたり、空き缶でつくったカメラを使い白黒写真を撮影するワークショップを行い、地元の人たちに写真の仕組みのおもしろさを紹介した。
フェローシップ 滞在期間:2014年10月27日~11月26日
[公開イベント] アーティスト・トーク&オープンスタジオ 会場:秋吉台国際芸術村 日時:2014年11月22日(土)14:00〜
[公開イベント] Inside the camera~インサイドTHEカメラ~ 会場:秋吉台国際芸術村 日時:2014年11月9日(土)13:00〜16:00