祖国を離れドイツを拠点とするチェは、自らのバックグラウンドでもあるアジアの「アジア的なもの」を、社会やその表象として現れるメディアのなかの求めて「ラーニング・アジア」と題し、グローバルに見られるアイデンティティーを視覚的に抽出するプロジェクトに取り組んできた。
AIAVでの滞在制作では、集団や組織のなかに埋没しているとされる個性の片鱗をAIAV近隣のオフィスや公共空間に求め、その姿を写真におさめた。また学校訪問で訪れた美祢市の川東小学校では、全校児童にインタビューをし、個性の形成段階にある子どもたちの好みの差異などを引き出した。
サポート 滞在期間:trans_2003-2004