ニカ・オブラク&プリモシュ・ノヴァックは、スロヴェニアを拠点にヨーロッパ、アジア、アメリカで活動してきたアーティストユニット。アーティスト自ら演じるユーモア溢れるパフォーマンスを写真やビデオ、メカニカルな立体など、多様な形態の作品を制作している。
AIAV(秋吉台国際芸術村)ではスタジオにグリーン・バックを貼った撮影セットを組み、タランティーノ監督映画『パルプフィクション』劇場予告版を2人だけで演じ分け、リメイクした『シュンド』(原題と同義のスロヴェニア語)を制作。グローバル(国際的)なポップカルチャー(大衆文化)のアイコン的(象徴的存在)ハリウッドムービーを、スロヴェニア出身の2人が秋吉台で手に入れることができる素材のみで作り上げた映像作品には、秋芳洞黒谷口のトンネルをはじめ、映像の端々にローカルな風景が満載されている。 制作途中に行ったオープンスタジオでは、来訪者たちは撮影に使われるかつらなど小道具を手にとってみて、その映像トリックに驚き、かつ楽しんだ。完成作品はAIAVで上映された。
サポート 滞在期間:2007-2008