aca (Atlantic Center for the Arts)との日米交換プログラムのマスター・アーティストとして1998年に来村したティリスは、ジャズのみならず西洋古典の伝統をも射程に含んだ作曲家である。
サクソフォン奏者としても知られる彼は、国際ジャズ教育者協会の終身メンバーであり、当時、マサチューセッツ大学の副学長、作曲コースの教授、アフロアメリカン音楽とジャズに関するプログラムディレクターを歴任し、ユニバーシティー・ファインアーツセンターの名誉館長をつとめていた。
AIAVでは日に3時間の全体ミーティングと個々の参加者と向き合う1対1の指導を軸に、参加者の意見や周辺環境をとりいれながら柔軟に展開した。萩市のジャズスポットへ出かけ、アソシエイトのミュージシャンや、地元のジャズマン達を巻き込んでの熱いセッションとなった。