ヒョースは「消費活動の同一性を再度回避するためのスペース」を創出し、架空の有限会社としてTシャツやフリッジマグネットといった無償のキャンペーングッズを拡散させる『グローカル・プロジェクト』を山口市内各所で展開した。鮮やかでポップな装いのこれらのグッズは、サブカルチャーに敏感なセレクトショップから大量生産品を並べる大規模な100円ショップ等の店先に本来の商品とともに並べられ、交換の匿名性と伝播そのものを目的として無償で配布された。
また滞在中には美祢市立大嶺小学校6年生の児童たちが日本の伝統的な文化を外国人に紹介する授業に招待され、着物の着付けや茶道、餅つきなどを教わった。そのお礼としてヒョースは児童らに自作のTシャツやマグネットをプレゼントし、スライドを使ってオーストラリアの文化を紹介した。
サポート 滞在期間:2001-2002