ロイック・ストゥラーニ Loic Sturani

ロイック・ストゥラーニ

プロフィール

  • 国籍 / イタリア
  • ジャンル / 美術

ロンドンで映像制作を学んだストゥラーニは、美食学の調査をトランスカルチュラル(文化越境的)な視点で行い、独自のストーリーに紡いでゆく映像作品を制作している。日本文化に多大な関心を寄せ、沖縄や福岡で暮らした経験をもつ。
AIAVの滞在では、山口県の郷土料理「けんちょう煮」の作り方を地元のお年寄りや調理師にたずねた。インタビューの回答は、それを台詞として進んでゆく実写アニメーション『だんだん良くなる』に吹き込まれた。これは、八幡様にそなえてあった豆腐と大根、人参が、立派な「けんちょう煮」になるために旅するという、ストーリーに重ねて語られる地元の方々の物語である。翌2007年には、ベルギー在住のイタリア人音楽家ジョヴァンニ・ディ・ドメニコとともに来村し、コラボレーションによる新作映像インスタレーション『delirare』を制作展示した。

参加プログラム

サポート 滞在期間:2006-2007

フェローシップ 滞在期間:フェローシップ2007