守章は、別々に制作活動をしていた守喜章と守雅章が1996年に結成した双子のアーティスト・ユニットである。
AIAVでは、2000年のサポートプログラムでの初来村以来、しばしばプロジェクトでの滞在を重ねてきた。自己と相似の他者が身近にいるというアイデンティティを問う作品を多く生み出してきたが、最初の滞在を通してアーティストの社会性を強く意識し、秋吉小学校児童とのワークショップを基調とする作品『みんな』(写真、ビデオ、サウンドによる)を制作。また翌2001年のプロジェクトでは、すっかり普及した携帯電話やビデオを使い、会場外からのアクセスを取り込む作品など、多元、多重化する人の関係性を探る作品にも取り組んだ。
2003年、2004年に続き4年ぶり5回目の来村となったtrails_小径:#8のプロジェクトでは、守喜章が山口市内のYICAでのレジデンスを行い、2週間のうちに集中的に制作と編集を行い、美祢市大田小学校でのワークショップも行った。
フェローシップ 滞在期間:フェローシップ2008