プロフィール

• 国籍 / 日本
• ジャンル / 美術

富田の作品は「旅」に象徴されることが多い。答えを探して出かける旅もあれば、偶然発見した何かに導かれる旅もある。歩き、見聞きした経験を考え、また探す。こういった制作過程のプロセスからか、国内外でのレジデンス経験が豊富であり、彼は訪れた地域とそこに暮らす人々や、その土地に根ざすものを大切にして制作する。
AIAVでは、秋芳町の養蜂家秋山広之さんの仕事を取材し、実際にその仕事の手伝いをしながら制作を行った。時には朝4時に宿泊棟を出発し、秋山さんと蜂とともに、花を求めて100km以上出かけてゆくこともあった。こうした取材をもとに2つのビデオ映像、自ら製作した2階建ての巣箱、そしてテキストを付したドローイングを制作。秋山さんの古い蜂の巣箱と真黄色な蜜蝋とをあわせ、インスタレーション作品『巣箱の霊』を展示した。

参加プログラム

サポート 滞在期間：2005-2006