2011年、ホリンズ大学(米国)教養学部映画コースを修了。卒業制作である中編作品『ノイズが言うには』が、なら国際映画祭で観客賞を受賞。東京国際LGBT映画祭など国内外の映画祭で上映される。
2013年、映画監督のタル・ベーラが陣頭指揮するfilm.factory(3年間の映画製作博士課程)に第1期生として招聘され、2016年に同プログラムを修了。2014年度ポーラ美術振興財団在外研究員。2015年に完成されたボスニアの炭鉱を主題とした第一長編作品『鉱』が山形国際ドキュメンタリー映画祭・アジア千波万波部門にて特別賞を受賞。その後、リスボン国際ドキュメンタリー映画祭やマル・デル・プラタ国際映画祭などで上映される。
映画・映像を制作するプロセスの中で、「我々の人間性とはどういうもので、それがどこに向かっているのか」を探究する。
AIAV滞在中、彼女は滞在中に行ったワークショップから派生した”2027″と”残像”の2つの作品を制作した。”2027″は5名のワークショップ参加者が、10年後の自分に見せたいものを8mmフィルムカメラを使用して撮影した映像からできている。彼女は参加者が10年後の自分に向けた手紙を読んだ声も録音し、それぞれの映像に加えた。
“残像”は芸術村の中庭および外壁に3つの映像を投影した作品である。これは、参加者が8mmカメラで撮影したもの(右)、参加者が撮影している姿を彼女が撮影したもの(左)、そして参加者のお一人が見せてくださった40数年前の8mmフィルムの映像(中)で構成されている。
サポート 滞在期間:2017年1月15日〜3月10日
[公開イベント] 「10年後の自分へのビデオレター」撮影日 会場: 日時:2017年1月22日(火)~2月3日(金)までの間のいずれか1日
[公開イベント] 「10年後の自分へのビデオレター」上映会・ワークショップ 会場:秋吉台国際芸術村 研修室2 日時:2017年2月18日(土)13:00~17:00