*台北國際藝術村による推薦(trans_2017-2018)
ビデオエッセイで惑星規模の政治生態学、そして拡張映画の実践を含む政治と詩を探求するアーティスト。彼女の研究はデジタルと画像が飽和する世界における時間性とインターネットの新しい重要性に焦点を当てている。
地域の信仰や自然崇拝に焦点を当て、秋吉台国際芸術村では、バシュラールの思想の元、山焼きや長者ヶ森についてリサーチを行った。地元の人々や人類学者とのリサーチを通し、日本語の「もり」という言葉を知り、「守」「森」「杜」の3つの同音異義語を作品に取り込んだ。展覧会では映像とインスタレーション作品によって、彼女が日本の自然崇拝のひとつである「森様」の中に見た“垂直的構造”を反映した。
展覧会のオープニングでは、山焼きの現象論的視点を捉えるため、日本舞踏家・花柳寿寛福氏による舞踏とのコラボレーションを行った。
2019年のフェローシッププログラムではコラボレーターの作曲家Fang Fang氏と共に秋吉台に再訪し、オブジェクトの3Dスキャンや、インスタレーション作品の完成に向けた音響設計プランの考察等を行った。アーティストトークでは帰国後も取り組み続けている制作と、これまでの展示などを紹介しつつ、これからの発展や最終的な作品プランについても共有した。
サポート 滞在期間:2018年1月14日〜3月9日
フェローシップ 滞在期間:2019年8月29日〜9月11日