1953年生まれの川俣は28歳の若さでヴェネツィア・ビエンナーレの参加アーティストに選ばれ、その後もドクメンタ等に参加するなど、欧米を中心に高い評価を獲得し続けている。
2005年にはアーティストでありながら横浜トリエンナーレの総合ディレクターとして大規模な国際展の企画を任された。また東京藝術大学が革新的な試みとして設置した先端芸術表現科の立ち上げに主任教授として着任し既存の芸術表現の枠組みを超えていく試みを実践してきた。
現在、パリ国立高等芸術学院の教授。1999年には日米交換プログラムにて、AIAVから派遣するマスター・アーティストとしていacaでの2ヶ月のレジデンスを実施。2008年の「trails_小径:#5」においてはプロジェクトアーティストとしてアーティスト・トークを行い、フィールド・トリップを牽引した。