無意識なものを「制御できないもの」としてとらえ、偶然性や人の主観の曖昧さに着目し、日用品を組み合わせた機械による映像作品やインスタレーションを制作している。
芸術村滞在中、カルスト台地の地底には400以上の洞窟が存在するという話を聞き、自分の足元に未知の世界が広がっているその不思議さに捉えられた。カルスト台地の上に立っていては実際に見ることはできないが、足元には数百もの洞窟が存在している。彼はその気配を感じ、不気味さを体感させるようなダイナミックな作品を制作した。作品の展示は、秋芳洞をイメージして設計されたホールで行われたのだが、建築空間と作品とがお互いに引き立てあうものとなった。
サポート 滞在期間:2012-2013