*台北國際藝術村による推薦
ヨウ・ルー・チンは、演出家であり、パフォーマーであり、写真家であり、エアリアルヨガの先生でもある。台北国立芸術大学で演技の修士号を取得。これまで数々の劇団と活動しており、多くの演劇やプロジェクトにも参加。彼女の作品はクリエイティブな戦略として音、ビデオ、インスタレーション、ライブパフォーマンスを用いて地域環境を統合する。それぞれのパフォーマンス作品では、テーマを発展させるために様式と音を織り交ぜて使うことを好む。台北國際芸術村トレジャーヒルに1年間滞在。2015年1月、台湾で自身の劇団「Her Lab Space」を立ち上げ、人物と音との関係性に焦点を当て、環境を疑い再想像することを試みている。
彼女は芸術村で「荒れ地」というコンセプトで制作を行った。秋吉台とその周辺、独自の地形、そこでの暮らしと環境との関係性が独特であると感じた。時の流れがそれらを生み出し、また時の流れは過疎化といった問題までも推し進めた。どのように継続され、何が変化していくのかが彼女の思考に影響を与えている。そして「繋がり」こそが物質的または精神的に、人々が最も必要とするものになるということを理解した。彼女は、我々がいつも自分たちを取り巻く物事を忘れてしまうと感じる。そこに石が転がっている理由など気に留めないように。物があったらそれをどう扱うか考える。彼女は思考を形作るために、本来の性質を保ちながらも押し広げ、「転換」するという行為を選んだ。
サポート 滞在期間:2017年1月15日〜3月10日
フェローシップ 滞在期間:2019年7月14日〜7月25日・11月4日〜11月17日
フェローシップ 滞在期間:2020-2021年度→新型コロナウイルス感染症拡大に伴う入国制限のため中止
[公開イベント] ワークショップ「私自身を再設計すること – Reengineering myself – 」 会場:秋吉台国際芸術村 ホール 日時:2017年2月4日(土)・2月11日(土) 14:00~16:00
[公開イベント] ワークショップ「音の演劇体験ワークショップ」 会場:秋吉台国際芸術村 研修室2 日時:2019年11月10日(日) 14:00~16:00