概要
秋吉台国際芸術村 Akiyoshidai International Art Village レジデンス・サポート・プログラム Residence Support Program
4ごあいさつ 1998年(平成10年)に滞在型創作活動支援施設としてオープンした秋吉台国際芸術村は、音楽、美術、ダンス、映像など幅広い芸術分野の創造活動の場として国内外の多くの芸術家や芸術を志す若者たちを支援するとともに、それらの成果を世界に向けて発信してきました。なかでも若手アーティストの育成をめざす「アーティスト・イン・レジデンス」は、これまで150人を超える世界中のアーティストらが当芸術村に滞在し、さまざまな創作活動に取り組んできました。また、昨年度はレジデンス事業15周年を記念し、過去に滞在したアーティストの協力を得て、県内3カ所を中心として「ワールドアーティスト展」を開催することができました。 さて、2015年度は日本、フランス、ハンガリー、フィンランド、韓国、台湾から6人のアーティストが滞在し、制作テーマである「この土地の魅力 」(The Features of This Land) に基づいて創作活動に取り組みました。彼らは豊かな自然や地元の人々とさまざまな方法で関わりを持ちながら、今回も例年以上の意欲作が生み出されたと確信しております。この報告書を御高覧のうえ、是非とも皆様の忌憚のない御感想、御意見をいただければ幸いです。 「アーティスト・イン・レジデンス」は秋吉台国際芸術村における重点事業の一つです。今後もこの事業のさらなる充実を図ることによって、世界に向けて美祢市や山口県の魅力を発信し、ひいては地域の活性化に繋がるよう力を注ぎたいと思いますので、皆様の一層の御理解・御支援をお願い申し上げます。 最後になりましたが、アーティストの作品制作やワークショップ、展示やアーティスト・トークの開催など、このレジデンスを実施するにあたり多くの御協力をいただきました関係の皆様に厚くお礼申し上げます。 秋吉台国際芸術村 村長 八木 資義