ブックタイトル秋吉台国際芸術村 Akiyoshidai International Art Village アーティスト・イン・レジデンス20周年記念記録集 2008-2019

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概要

秋吉台国際芸術村 Akiyoshidai International Art Village アーティスト・イン・レジデンス20周年記念記録集 2008-2019

035【滞在制作プロジェクト】2069 年のことです。私たちが知っている世界は終わりを告げ、人類は絶滅に瀕しました。特別な少数グループを除いて。不良少年。不良であることが社会的条件だと思われ、また、のちに判明することですがそれはDNA に組み込まれていました。おかしなウイルスが不良少年以外のすべての人たちを死なせ、「暴走族」が生き延びるわずかなグループの一つとなりました。豊かな自然資源のある安息地を憧れ、彼らは秋吉台の台地へ退却し、洞窟やカルスト台地の風景の中に落ち着きました。彼らのバイクは単なる彼らのプライドの象徴となってしまいました。2119 年。「暴走族」を含む不良少年たちの子孫は彼らのルーツを忘れて久しくなっていました。未来へ進化するために、彼らの過去についてしっかりと学ぶことを決心し、彼らは先祖の遺品を発掘したり、発見したりすることに興味を持ち始めました。[ Residence Project ]It was the year 2069. The world as we knew itended. Humanity was brought close to extinction,except a particular minority group. Delinquents. Itwas thought that delinquency was a social condition,yet, it was later discovered to be embeddedin the DNA. A strange virus killed everyone but thedelinquents, making the “bosozoku” one of the fewgroups that survived. Yearning for a safe havenwith rich natural resources, they retreated into theplateau of Akiyoshidai, settling amongst the cavesand karst landscapes. Their motorcycles have becomea mere symbol of their pride.It was the year 2119. Descendants of the delinquents,including the “bosozoku” have already longforgotten their roots. Resolving to learn more abouttheir past, in order to progress into the future, theystarted an interest in excavating and discoveringrelics that once belonged to their forefathers.trans_2018-2019