秋吉台国際芸術村

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EVENTイベント情報

秋吉台ミュージックアカデミー2012 ガラ・コンサート鑑賞プログラム

秋吉台ミュージック・アカデミー講師陣(瀬尾和紀、瀬﨑明日香、中木健二、菊地裕介)によるガラ・コンサート。

インフォメーション

日程2012年8月5日(日)14時開演(13:30開場)
会場秋吉台国際芸術村コンサートホール
料金一般 3,000円
学生2,000円
フレンズネット 2,400円(一般)、1,600円(学生)

プログラム

N.ロータ フルート、ヴァイオリン、ピアノの為の三重奏曲
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 Op.109
J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BMW.1007
ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲
チェロ・ソナタ
ヴァイオリン・ソナタ

※出演者の都合により曲目が変更になる場合があります。

出演者

瀬尾和紀(フルート)

福岡県北九州市出身。17歳の時に渡仏してからはR.ギオー、K.レーデル、P.ガロワ、B.フロマンエ等の諸氏に師事。パリ国立高等音楽院に主席で故A.マリオン氏のクラスに入学し、1998年にはフルート科を審査員満場一致の一等賞(プルミエ・プリ)を得て卒業した。また大学院課程に在籍中はオーボエのM.ブルグ、ピアノのCh.イヴァルディ、ヴァイオリンのA.フラメールといった他の器楽奏者の下で研鑽を積んでおり、この間、ニールセン国際音楽コンクール、ジャン=ピエール・ランパル国際フルート・コンクール、ジャン・フランセ国際音楽コンクール、ジュネーヴ国際音楽コンクールなどで立て続けに受賞したのを機に、ソリストとしてヨーロッパ、アジア諸国、アメリカ、カナダなどでコンサートやマスタークラスを行っている他、クフモ室内音楽祭、済州島国際音楽祭、北九州国際音楽祭などにも出演。日本では1999年に都響とイベールのフルート協奏曲を共演してデビューして以来、東京シティフィル、新日本フィル、読響、札響、九響などのオーケストラからソリストとして招かれ共演を重ねている。
また、CD録音も積極的に行っており、2001年にNAXOSからハンガリーのニコラウス・エステルハージ・シンフォニアと共演した《ホフマン/フルート協奏曲集》(世界初録音)がワールドリリースされたのを皮切りに、エラートより「〜シランクス〜フランス・フルート近代作品集」(2001年)、ワーナーよりパトリック・ガロワ指揮、シンフォニア・フィランディア・ユバスキュラと共演した「超絶技巧フルート協奏曲集」(2004年)などがリリースされ、いずれも音楽関係誌上などで絶賛を博している。その他、エイベックス・クラシックスにも録音しており、2010年には自らレーベル《レ・メネストレル》を立ち上げ、20世紀ピアノの巨匠ヴァルター・ギーゼキングが作曲した知られざる室内楽作品を発掘して録音するなど、フルートのレパートリーにとどまらず独自のスタンスでプロデュースを手がけている。
1999年京都芸術祭賞、2000年北九州市民文化賞、2004年福岡県文化賞をそれぞれ受賞。2005年よりフランス《プロ・ムジチス協会》アーティスト。
公式ホームページ http://kazunoriseo.com

瀬﨑明日香(ヴァイオリン)

東京藝術大学附属音楽高等学校を経て同大学を首席卒業。学内にて福島賞、NTT-docomo賞受賞。パリ国立高等音楽院大学院ヴァイオリン科、室内楽科を修了。明治安田生命クオリティオブライフ財団奨学生、文化庁芸術家在外研修員として、R.パスキエ、J=J.カントロフ、Ch.イヴァルディ各氏のもとで研鑽を積む。
宝塚ベガ音楽コンクール第1位、第64回に本音楽コンクール第1位。千葉市功労賞受賞。L.モーツァルト国際コンクール第3位、ヴィエニアフスキ国際コンクール第4位、トリエステ国際室内楽コンクール最高位受賞、フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウスコンクール優勝、1697年製ストラディヴァリウス”レインヴィル”を2年間貸与。ラヴェルアカデミーにてシブール市賞、ラヴェル賞受賞。青山財団よりバロックザール賞受賞。
これまでに都響、東響、日フィル、新日本フィル、東京シティフィル、大阪交響楽団、大阪シンフォニカー、アンサンブル金沢、セントラル愛知、札響、仙台フィル、N響室内合奏団、ミュンヘン放送響、ブルターニュ響等と共演。海外では、アメリカ、イギリス、ドイツ、オランダ、スイス、イタリア、ハンガリー、ポーランド、ギリシャ、フランス国内でコンサートを行う。各地の音楽祭、またRadio Classique(仏)、Mezzo(仏)RAI(伊)、スイス放送、NHK-FM名曲リサイタル、BS朝日、NHK教育、NHK名古屋等に出演。
2005年帰国。意欲的に日本全国各地でソロ、室内楽、オーケストラとの共演等で活動を展開。都民芸術フェスティバル、トッパンホールのエスポワールシリーズリサイタル第5代目アーティスト。
2011年はパリの国際プーランク週間、日本円総連盟主催クラシックフェスティバル等に出演。スペシャルオリンピックスのコバケンとその仲間達オーケストラのコンサートミストレスを務める他、サンダースペリー化粧品株式会社の環境基金の顧問を務める等、チャリティー、アウトリーチ活動も積極的に行っている。地まし文化振興評議委員。
2007年ALMコジマ録音よりイザイ無伴奏ソナタ全曲(レコード芸術特選)、’08年サンサーンス作品集をリリース。
公式ホームページ http://asukasezaki.com

中木健二(チェロ)

愛知県岡崎市出身。3歳より才能教育研究会にてチェロを始める。名古屋市立菊里高等学校、東京藝術大学を経て2003年、渡仏。財団法人ロームニュージックファンデーションからの奨学金を受け、パリ国立高等音楽院、ベルン高等音楽院の両校を主席で卒業。
第72回日本音楽コンクールチェロ部門第3位。2005年、ポーランドにて行われた第5回ルトスワフスキ国際チェロコンクール第1位、併せてポーランド放送局賞、EMCY賞を受賞。同年、パリにて行われた第1回Note et Bien国際フランス音楽コンクールグランプリ。およびドビュッシー特別賞、ブーレーズ特別賞を受賞。2010年、ラファエル弦楽四重奏団として第6回ボルドー国際弦楽四重奏コンクール第2位。2004年-2009年キジアーナ音楽院マスタークラス(イタリア)を受講し、最優秀ディプロマを取得。またBanca monte dei paschi特別賞を受賞。2009年にはスイス・ベルンにてE.Tschumi音楽賞を受賞。
ヨーロッパを拠点に独奏者、室内楽奏者として幅広く活動しており、これまでにサイトウキネン・フェスティバル松本、小澤塾オペラプロジェクト、東京オペラの森、宮崎国際室内楽音楽祭、マッジョーレ音楽祭、モンテヴェッロ国際室内楽音楽祭、ラヴェッロ音楽祭、オランジュリー音楽祭等に参加。2006年にはイタリア北部にてリサイタルツアーを行い好評を博す。またkん円ではペロブラス交響楽団、セントラル愛知交響楽団、パリ国立高等音楽院管弦楽団、ベルン交響楽団とコンチェルトを共演。
これまでにチェロを久保田顕、林良一、河野文昭、向山佳絵子、Ph.ミュレール、A.メネセスの各氏に師事。また室内楽を松原勝也、岡山潔、B.パスキエ、Ch.イヴァルディ、F.サルク、E.ルサージュの各氏に師事。
2010年度よりフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団首席奏者に就任。紀尾井シンフォニエッタ東京メンバー。使用楽器は宗次徳二氏より貸与されている1700年製ヨーゼフ・グァルネリ。
公式ホームページ http://kenjinakagi.com

菊地裕介(ピアノ)

1977年東京生まれ。1994年に本音楽コンクールで第2位。高校卒業と同時に渡仏し、パリ国立高等音楽院に入学。ローム・ミュージックファンデーションより助成を受け、高等課程を経てピアノ研究科を修了したほか、5つの一等賞を得てピアノの他に楽曲伴奏、作曲書法の高等課程を修了。2003年からはハノーファー音楽大学ソロクラスでさらに研鑽を積む。文化長芸術か在外研修制度の助成を受け、2009年ドイツ国家演奏家資格を取得。
皆川紀子、加藤伸佳、ジャック・ルヴィエ、アリエ・ヴァルディの各氏に師事、マリア・カナルス、ポルト、プーランクコンクール優勝、またジュネーブ、ベートーヴェンなど、数多くの国際コンクールに入賞する。
2007年に東京藝術大学の講師に招かれ帰国後、「菊地裕介メシアン生誕100年プロジェクト・幼子イエスに注ぐ20のまなざし、アーメンの幻影全曲演奏」「横浜市招待国際ピアノ演奏会」「毎日ゾリステン」「東京オペラシティB→C」など精力的な活動を展開。2枚目のCDアルバム「B-A-C-H」(DENON)に収録された、バッハ「無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第2番、ピアノ独奏版」は、ブズーニ編の「ジャコンヌ」に加えた独自の編曲により全曲を完成させたもので、全音楽譜出版おり自身の解説と校訂より出版された。また2010年にはオクタヴィア・レコード(TRITON)よりオール・シューマン・プログラムによる5枚目のアルバム「ダヴィッド同盟舞曲集」を発売し、収録曲の校訂譜も出版している。同年ベートーフェンピアノソナタ全32曲録音を開始し、約2年間かけて完結。また11年6月には2日間で全32曲を完奏するコンサートを名古屋にて成し遂げた。
フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル、チェコ、ポーランドといった欧州の多くでリサイタルを開催、また多くのオーケストラと共演を重ねている。国内では東京交響楽団、東京都交響楽団、東フィル、東京シティフィル、仙台フィル、大阪シンフォニカーなどと共演。室内楽では清水和音、永野英樹とのピアノディオやオーボエの巨匠モーリス・ブルグ、フルートの瀬尾和紀との共演など、いずれも好評を博している。
現在は演奏活動の傍ら東京音楽大学にて後進の指導に当たっている。

お問い合わせ

永澤学事務所(秋吉台 ミュージック・アカデミー事務局)
TEL & FAX: 072-781-8087

  • 主催:秋吉台ミュージック・アカデミー2012年実行委員会
  • 共催:秋吉台国際芸術村

秋吉台ミュージック・アカデミー・2012

【開催期間】2012年8月1日(水)〜12日(日)
※各コースによって期間が異なります。
【開講クラス】瀬尾和紀(フルート)、菊地裕介(ピアノ)、大萩康司(ギター)、瀬﨑明日香(ヴァイオリン)、中木健二(チェロ)、関根雅裕(フルート指導者向け特別クラス)、江戸聖一郎(フルート・ベーシッククラス)