秋吉台国際芸術村

秋吉台国際芸術村

EVENTイベント情報

アーティスト・イン・レジデンス フェローシップ・プログラム2024アーティスト・イン・レジデンス

秋吉台国際芸術村アーティスト・イン・レジデンス フェローシップ・プログラム2024

芸術村のフェローシップ・プログラムは、年齢・ジャンルを問わず国内外の芸術家を招へいし、山口県における滞在創作活動を支援するとともに、様々なイベントを通じて県民が気軽に芸術文化に触れ、芸術家と交流する機会を提供します。

2024年度は4組4名のアーティストが選ばれました。

滞在アーティスト

オイカワ ワタル Oikawa Wataru(日本/ウェアラブル・アート)

滞在期間:2024年5月1日(水)~6月1日(土)

ネパールで生まれ育った日本人とネパール人のハーフ、オイカワ ワタル。彼は多文化な家庭で育ち、文化交流の大切さを理解し、日本のアニメやコスプレをネパールに広めたパイオニアである。ネパール初のアニメショップをオープンし、ネパール初のコスプレイベントを主催。彼の作品は、地元の民話や神話に基づいたウェアラブル・アートをテーマにしている。観客は自由に参加し、作品を身につけたり、写真を撮ったり、キャラクターになりきることができる。作品、アーティスト、観客の間には常に相互作用があり、作品への参加や交流を通して、芸術的な方法で地域の人々に民話や神話を紹介する。

https://www.instagram.com/majinstudioz/

ジュリア・フォレスト Julia Forrest(アメリカ/写真)

滞在期間:2025年1月7日(火)~2月7日(金)

特定の風景の中に、ある女性が現れる。女性は見ている者たちに鏡を向け、風景という揺ぎない環境から彼らを切り離す。背景に溶け込んだり、距離を変えたり、風景の一部を維持しながら、女性が歩き回る風景と互いに関わり合っていく。画像全体が絵画のような幻となるのだが、画像の構成については写真家である彼女の思うがままである。彼女はフィルムカメラを使用し、デジタルな手法をとらないことによってレンズの中に一種の幻を創る。赤外線フィルムを用いるのは、写真の粒子を強調し、さらに現実的でないシュールレアリスティックな現実を創造するためである。

https://www.juliaforrest.com/

フランク・タン Frank Tang(香港/ビジュアルアート・サウンドアート)

滞在期間:2025年2月1日(土)~3月2日(日)

マルチメディア・アーティストであるフランク・タンは、水墨画、映像、サウンド、共同パフォーマンスなど、広範なテクノロジーやプラットフォームをプロジェクトに使用する。作品は中国の山水画への関心や訓練から知識を得るものである。タンの創作活動は、山水画の伝統的な審美的言い回しだけでなく、山水画の実験的かつ哲学的な関心事を、現代的な表現形式に統合する方法の探求に特徴づけられる。最近は、マッピング形式を研究し、地政学、社会文化的風景、地形的現実の芸術的解釈に力を入れている。都市風景、自然環境遺産や公園などにマッピングを広げ、《Impression Mapping series》、《Pocket Park series》、《Our Audible City series》などの作品を制作している。これらは、植民地化や都市化、特定の歴史的出来事に関する国の統治と反抗などを明らかにする作品である。

https://www.tangkaiyiu.com/

リョン・ミー・ピン LEUNG Mee Ping(香港・日本/コミュニティアート・伝統工芸研究 コミュニティアート、インスタレーション、学際的芸術)

滞在期間:2025年2月12日(水)~3月13日(木)

香港と東京を拠点に活動するアーティスト、リョン・ミー・ピン。 研究に基づいて実際に様々な素材と表現手段を組み合わせ、特定の場所に限ることなく、お互いがどう作用するのかという実験を行うのが彼女の作品である。彼女の作品は倫理観、コミュニティ、人類の様々な記憶に関連するもので、現在彼女が研究している視覚文化、人類学、グローバリゼーションと密接に絡んでいる。アートで自分が経験していることについて「探検」という言葉が正しいのかわからない。しかし彼女は、好奇心の広がり方といい、真面目に取り組んだ結果といい、自身の創作のモチーフというのはそれ以上のものだと信じている。

https://www.lmp.hk/

 
  • 主催:公益財団法人山口きらめき財団秋吉台国際芸術村
  • 後援:山口県、山口県教育委員会、美祢市、美祢市教育委員会、山口県文化連盟