秋吉台国際芸術村

秋吉台国際芸術村

EVENTイベント情報

アーティスト・イン・レジデンス フェローシップ・プログラム2026アーティスト・イン・レジデンス

秋吉台国際芸術村アーティスト・イン・レジデンス フェローシップ・プログラム2026

芸術村のフェローシップ・プログラムは、年齢・ジャンルを問わず国内外の芸術家を招へいし、山口県における滞在創作活動を支援するとともに、様々なイベントを通じて県民が気軽に芸術文化に触れ、芸術家と交流する機会を提供します。

2026年度は5組5名のアーティストが選ばれました。

滞在アーティスト

大坪 晶 Akira Otsubo(日本/現代美術、写真、映像)

滞在期間:2026年5月5日(火・祝)~6月5日(金)

記憶と記録の関係性を主題に、写真や映像を用いた作品を制作している。大判カメラで撮影した写真を素材にしたサイアノタイプや、コラージュ、動画の技法を用いて、人間の記憶のなかにある曖昧で流動的なイメージを可視化しようと試みている。制作時に、不規則なグリッド線や版ずれ、多重露光の工程を取り入れることで、時間や記憶の揺らぎを視覚的に表現している。私たちが記憶をたどるとき、断片的な像は他の記憶と混ざり合い、失われた部分は新たな経験によって補完されてゆく。私は、作品によって過去と現在が交差する、流れ続ける記憶の地層を描き出そうとしている。

https://akiraotsubo.info

ネル・オービット Nell Ovitt(アメリカ/文芸(フィクション・脚本))
©Joanne Smith

滞在期間:2026年6月1日(月)~7月1日(水)

オービット・ネルはニューヨーク生まれ、ノースカロライナ州チャペルヒル育ち、現在はロサンゼルスに拠点に活動する作家である。
彼女の小説と脚本は、個人や集団における悲嘆の循環に重点を置く。特に気候変動による悲嘆や個人的な喪失が、どのように呼応し交差するのか、そしてそれらの経験が、孤立から離れコミュニティへと向かう契機となりうるのかに関心を寄せている。初長編小説の執筆にあたり、ノースカロライナ州のWildacres Retreatより支援を受ける。2025年にはテレビドラマのパイロット版の脚本が、アトランタ映画祭の脚本コンペティションのファイナリストに選出された。短編映画脚本「GOOD LUCK, GRACIE!」(Julia Stamey監督)は2025年秋に撮影され、現在ポストプロダクション段階である。ボストン大学で脚本のMFAを取得。ノースカロライナ大学チャペルヒル校で英語の学士号を取得。

https://www.instagram.com/nellcyrene/

ジェレミー・グリフォード Jérémy Griffaud(フランス/ビジュアルアート)

滞在期間:2026年7月1日(水)~7月31日(金)

ジェレミー・グリフォードは、伝統的なファインアートと最先端の没入型テクノロジーをダイナミックに掛け合わせる先駆的な現代美術家である。グリフォードはハイブリッド・リアリティの中で徐々に進化していく鑑賞者の在り方を探求し、現実世界とデジタル空間の境界をなくす経験を創りだしている。彼の実践は鑑賞者を受動的な観察者としてではなく能動的な参加者として位置付け、作品の起動や物語の展開に不可欠な存在としている。
彼のストーリー性豊かなデジタルプロジェクトは、ギャラリーや美術館を超えて映画界でも高い評価を受けている。彼のプロジェクト「Dungeon」は、スウェーデンのボーデン映画祭とサンクトペテルブルグのエメラルドピーコック映画祭にて、権威ある賞をダブル受賞した。

https://jeremy-griffaud.fr

イヴァナ・チャロスカ Ivana Chaloska(北マケドニア/美術、デザイン)

滞在期間:2026年10月5日(月)~11月5日(木)

私の研究は、アートとデザインをコミュニティとの関わりの中で交差させ、「人間を超えた存在」という探究の領域において知と成果物を生み出すものである。現在、私の実践は、風景が持つ触覚的言語に根ざしており、それは地殻のように堆積した地形-岩石-を通して表現される。私はヨーロッパ最古の湖の一つ・オフリド湖のほとりの漁村で育った。石灰岩の山・ガリチツァ山に囲まれたこの湖と絶えず形を変える地形の近くで過ごした経験は、あざのように私の存在に地球への親和性を刻み込んだ。こうした風景との物質的な関わりを通して作品を展開する。フィールドワーク、オートエスノグラフィー、抽象的考察を組み合わせ、石灰岩の上に残る触覚的な過去と現在に触れ、感じ、気づき、記録する実践を積み重ねている。

https://ivanachaloska.com

島袋 理可 Rica Shimabukuro(日本/美術、工芸、デザイン)

滞在期間:2026年11月4日(水)~12月2日(水)

スウェーデン国立工芸芸術大学(Konstfack) 修士課程で学んだ後、スウェーデンを拠点に、日本、ヨーロッパで、紙をベースにした芸術活動、特に、環境に配慮したサステイナブルな切り絵を軸に活動しています。私にとって、記憶と時間の経過は永遠のテーマです。 そうした心や時間の変化を歴史的モチーフや現在と融合させた作品を紙に刻み込んで制作しています。私の作品は、より大きなテーマの一部であり、「紙を使うアーティストとして、社会にどう貢献できるか」という問いも含まれています。大きな作品制作を通して「心の安らぎ」と「静寂」「希望」を少しでも、皆さまにお届けできますよう日々、地域の公共施設、大学病院や大聖堂、教会での展示を率先して行なうよう、心がけております。

https://rs-craft.studio.site

  • 主催:公益財団法人山口きらめき財団 秋吉台国際芸術村
  • 後援:山口県、山口県教育委員会、美祢市、美祢市教育委員会、山口県文化連盟