能楽ワークショップ
舞とお囃子ワークショップ
能楽といえば、日本を代表する伝統芸能、650年程前に観阿弥という親子によって創られた歌と舞による劇のことです。
皆さんの多くは、劇つまりドラマを観るのはもっぱらお家のテレビでという方が殆どでしょう。今となっては、鑑賞する機会得難く、言葉も衣装も馴染みがないし、ちょっとかしこまった感じがするかもしれません。
でもね、お雛様の三段目、五人囃子なら知っているでしょう?笛や鼓を持って、なにやら楽しそうにずらり並んでいますよね。実は、能楽の主役である舞を舞う「シテ」と、楽器を演奏するお囃子の笛と小鼓と大鼓そして太鼓、の五人なんですよ。
どんな舞をまっているのかな、どんな音楽を演奏しているのかなと、想像してみたことはありませんか?観てみたいな聴いてみたいなと思ったことは無いですか?
今回のワークショップ「舞とお囃子」では、能楽にまつわる基本的なお話と先生方の模範演奏を聴き、舞や楽器演奏の手習いをします。観て、聴いて、チャレンジすることで、能楽をぐっと身近な劇として楽しむきっかけになるでしょう。
- 老松
日時 | 2006年2月18日(土) 10:00~15:00 |
会場 | 秋吉台国際芸術村 研修室2 |
募集定員 | 40名、小学生以上(応募者多数の場合は子どもを優先いたします。) |
参加料 | 1,000円 |
服装 | 足袋(持参)、動きやすいもの(和装も可) |
昼食 | 各自(弁当持参、あるいは芸術村内レストラン「若新」をご利用ください。) |
フライヤー |
講師
舞:長宗淳子
笛:吉岡望
小鼓:久田舜一郎
大鼓:原岡一之
太鼓:田中達
レポート
日本を代表する伝統芸能の能楽をテーマに「舞とお囃子」を体験するワークショップを2月18日に行いました。
芸術村の諮問委員でもある舞の長宗敦子さんをはじめ、笛、小鼓、大鼓、太鼓それぞれに先生を迎えて豪華な顔ぶれとなりました。主会場の研修室には、能舞台の大きさを知ってもらうため簡易に平台と仮の見つけ柱で舞台を組み、子どもから熟年層までの幅広い参加者の皆さんには、足袋を履いて上がっていただいたので、ピリッとした緊張感を味わっていただけたのではないかと思います。先生方の模範演奏を拝見した後、希望の部屋に分かれて練習。プロの援助を得ながらその成果を発表しました。最後に別の演目を拝見。ゆったりと、楽しくも贅沢な勉強会となりました。