秋吉台国際芸術村

秋吉台国際芸術村

EVENTイベント情報

アーティスト・イン・レジデンス フェローシップ・プログラム2023アーティスト・イン・レジデンス

秋吉台国際芸術村アーティスト・イン・レジデンス フェローシップ・プログラム2023

芸術村のフェローシップ・プログラムは、年齢・ジャンルを問わず国内外の芸術家を招へいし、山口県における滞在創作活動を支援するとともに、様々なイベントを通じて県民が気軽に芸術文化に触れ、芸術家と交流する機会を提供します。

2023年度は4組4名のアーティストが選ばれました。

滞在アーティスト

ドロレス・ド・サド Dolores De Sade(イングランド/ファインアート、版画、デッサン)

滞在期間:2023年9月19日(火)~10月19日(木)

ドロレス・ド・サドの作品は主に景観に焦点を当てていますが、人間の介入と人新世にも関心があります。ド・サドは、今日の私たちにとって景観が何を意味するのかを問いかけます。 18 世紀と 19 世紀の本や定期刊行物のイラストに影響を受け、情報に知識の権威を与える方法や、記憶、ノスタルジア、アーキタイプを通じて知識がどのように置き換えられるのかについて関心を持っています。

https://www.doloresdesade.com/

 
アイザック・イマニュエル Isak Immanuel(アメリカ/マルチメディア・振付・ダンス)

滞在期間:2023年10月1日(日)~10月31日(火)

日常空間、劇場、ギャラリー、映像など様々な場所を舞台に制作活動をしている。近年では日米友好基金のアーティストフェローとして、Attakkalari India Biennial(インド)、Dock11(ベルリン)などで作品を発表する。代表作の一つである「To」は、ドイツで開催された第7回国際振付コンペティション、「no ballet」にノミネートされた。AIAV滞在中は山口県三隅出身の画家、香月泰男の絵画、「シベリアシリーズ」、クリス・マルケルの「シベリアからの手紙」と題されたフィルム・エッセイからインスピレーションを受け、香月の絵画「運ぶ人」をモチーフに、パフォーマンス作品「風景の運ぶ人」を制作した。

http://www.tableaustations.org/

 
ステュアート・グリーンバウム Stuart Greenbaum(オーストラリア/作曲)

滞在期間:2023年10月23日(月)~11月12日(日)

旅としての時間に音楽を聴く。こうすることでしばしば、故郷地球の遠方からの眺めを喚起し、宇宙の中での居場所を深く考える。比喩として、地球上の遠く荒れ果てた場所に引き寄せられる。これらの旅は最終的に自己同一性に対する疑問を発する。私たちは何者か、どこから来たのか、なぜ未知のものを追い求めるのか、現代の生活をどう考えるのか。満足と慰めを求める彼の音楽は現代生活の規則性とは違った雰囲気を呼び起こすことを目的としている。

芸術村での滞在中は、自身の作品であるグリーンバウム・ソナタ・プロジェクトの作曲活動に集中して取り組んだ。当初完成を目指していた打楽器とピアノのためのソナタを書き上げ、続けてオルガンのためのソナタ、ファゴットのためのソナタと精力的に制作。アーティストトークでは過去の作品や自身の作曲手法の説明など、ピアノでのデモンストレーションを交えながらわかりやすく説明した。

http://www.stuartgreenbaum.com/

 
トゥ・キム・ヴィ Thu Kim Vu(ベトナム/ヴィジュアルアート)

滞在期間:2024年3月1日(金)~3月31日(日) 滞在中止になりました

私の作品の焦点は、地理的な旅による想像力豊かな都市の概念的なアイデアと、ベトナムのそう紙、日本の和紙、中国の墨と筆によるラインなどの伝統的な素材を使用する緻密な細工のプロセスと、LEDライトとの組み合わせです。私の作品は、私自身と周囲の環境との関係を反映しています。その関係は、移動、旅行、新しい文化との出会い、さまざまな地域の風景の建築形態に魅了されることで常に変化します。

https://thukimvu.dphoto.com/

 
  • 主催:公益財団法人山口きらめき財団秋吉台国際芸術村
  • 後援:山口県、山口県教育委員会、美祢市、美祢市教育委員会、山口県文化連盟