秋吉台国際芸術村

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EVENTイベント情報

ふしぎな音色#5 風力アンサンブルワークショップ

風車をつくって、風が奏でる音を聞いてみよう!

夏休みに入って一週間。
夏の太陽が輝く芸術村に来て自然の奏でる音を聞いてみませんか?
風楽器づくりのワークショップです。

今回の芸術村あーと・ルームはcurious tone(ふしぎな音色)の第5弾。身近にある竹や木材を使って音を生み出す風車つくりに挑戦します。完成したら、輝く夏のひざしの屋外に出て、風車を設置したり、手に持って動き回ったりして、風の奏でる音をみんなで聞いてみましょう。

ワークショップ

日時2007年7月29日(日)10:30~15:30
午前:風車の製作
午後:製作が完了したら、屋外に出て風車を設置し、風の奏でる音を鑑賞
会場秋吉台国際芸術村ギャラリー・敷地内各所
参加料200円(材料費等込)
募集20名程度
子どもを優先しますが、特に制限はありません。親子、大人のみでの参加も歓迎いたします。
※小学生以下は必ず保護者同伴でお願いします。
屋外で制作した楽器を使って遊んだり鑑賞したりします。動きやすい服装で来てください。
※昼食は各自でご用意ください。
申込締切7月25日(水)

講師プロフィール

河村陽介 (アーティスト)

1977年名古屋生まれ。
2000年愛知県立芸術大学を卒業。
2002年岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)を修了。現在IAMASに研究員として勤務。サウンドプログラミング、デバイスを扱った制作やパフォーマンスを行なう。2005年よりフィールドワークの拡張として移動型多目的空間MOBIUMの運営を開始し、国内外のアーティストとのコラボレーションによる、地域を移動しながらの文化交流を行なっている。
主な展覧会に「SOURCE OF LIFE はじまりの水 – IAMAS in Yokohama展」(横浜BankART STUDIO NYK/横浜)、2005年「”CET05″ MOBIUM」(東京)、2004年「アルス・エレクトロニカIAMASキャンパス展」(Ars Electronica 2004 /オーストリア)。主なパフォーマンスに2006年「MOBIUM」(大垣ビエンナーレ/岐阜)、「SHOBOSHOBO bus tour – MOBIUM」(日本国内各地)などがある。

移動型多目的空間MOBIUM
『MOBIUM』は大型バスを改造した移動型スペースである。2005年より日本中を移動し作品展示、サウンドイベント、ワークショップなどを開催している。
これまでに2005/shoboshoboバスツアー(日仏)、MobLab日独メディアキャンプ(日独)など国内外のアーティストとのコラボレーションによる、地域を移動しながらの文化交流を行なっている。
http://www.mobium.org

  • 主催 山口県文化振興財団秋吉台国際芸術村
  • 後援 山口県 山口県教育委員会 秋芳町 秋芳町教育委員会 美東町 美東町教育委員会 美祢市 美祢市教育委員会

活動レポート / Activity Report

風車“ピンジャカン”サンプル制作(making a sample of windmill.)

2006.7.19
7月29日のあーとルーム『風力アンサンブル』で制作する風車のサンプルを講師の河村さんの図面をもとに制作してみました。

↑屋外テラスで制作中です。 フレームにヒノキの角材を、音を奏でる機構に竹を、そして風車の回転軸に園芸用品の洋ラン線をもちいています。羽はとりあえず手近にあるもので実験してみるということで、ペットボトルを利用しました。

↑ヘッドの部分。羽については要研究。 これをもとに河村さんと相談して、グレードアップさせていきますのでご期待ください。 (はっとり)

ワークショップの要「竹」をゲット!(cut and get bamboo!!)

2006.7.27
近所の竹林に竹を切り出しにいってきました。
今回のワークショップで参加者のかたがつくる風車の音の鍵を握るのが、バチや受け材になる「竹」です。
竹は皮が薄く中の空洞が大きいほど音がよく響きます。
切り出してそのポイントを確かめてみましたが、ここの竹はなかなかレベルが高そうです。

↑竹切り出しの様子
これで材料はほぼそろったので、あとはうまく風車が回転するよう試作を重ねるのみです。 (はっとり)

河村先生到着!(Mr.Kawamura a.k.a Lozi has arrived!)

2006.7.29

28日正午頃、アーティストの河村陽介さんが芸術村に到着しました。
今回は明日開催される芸術村あーと・ルーム「風力アンサンブル」の講師を務めていただきます。
ハイテクな、いわゆるメディア・アート作品が専門の河村さんですが、今回はインドネシア、バリ島の民族楽器「ピンジャカン」をモデルにした「風楽器」作りに挑戦します。楽器ができあがったら、お日様の下に出て、風が奏でるサウンド・インスタレーションをみんなで作ります。
(はらだ)

ピンジャカンの動力となる風車の回転具合を試す河村先生と服部。
少しの風をも確実にキャッチすべく試行錯誤を繰り返す。

風をあつめて(Catch the Wind)

2006.7.31
芸術村あーと・ルーム、今年度の第一回目は、世界の珍しい楽器や面白い音楽などをテーマにしたcurious tone(ふしぎな音色)シリーズのワークショップとして「風力アンサンブル」を7/29日に開催しました。
講師はアーティストの河村陽介さん。普段はコンピュータやハイテクな装置を用いたサウンドの作品を発表したり、大型バスを移動型多目的空間「MOBIUM」というメディア(媒体)として様々なプロジェクトを展開しています。
今回のワークショップでは、ぐっとアナログなことをしてみようとインドネシアの民族楽器「ピンジャカン」をお手本に竹と木と紙で制作し、みんなで風の奏でる音を聞いてみようというものでした。

夏休みとあって、3歳から13歳までの子ども達とそのご家族を中心にたくさんの参加者が集まりました。まずは河村先生から楽器と制作手順の説明をききましょう。 introduction with Yosuke Kawamura 

材料を選んで、早速作ってみましょう。子ども達は自由な発想で、どんどん制作を進めます。 Let’s start to make “Pingashan.” 

「お母さんちょっと押さえててね」「この糸なかなか穴に通らないよー」

扇風機の前で風車の回転具合をチェック。走ってもよく回ります。

全員の完成を待って屋外へ。チューンナップができたら、風が奏でる音を聞いてみましょう。
この日はお天気に恵まれたものの、かなりの微風。全員のピンジャカンを集めてジャカジャカと…とはいきませんでしたが、あちらを向いたりこちらを向いたり、移動しながら風を集めて涼やかな音色を楽しみました。
(はらだ)


※活動レポートは当時秋吉台国際芸術村が運用していたブログ記事より転載しています。

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