EVENTイベント情報

第10回秋吉台国際20世紀音楽セミナー&フェスティバルセミナー

ルイジ・ノーノとヘルムート・ラッヘンマンの音楽

1989年に芸術監督・細川俊夫氏と山口県の作曲家たちにより始まり、音楽創造の場として知られるようになった秋吉台国際20世紀音楽セミナー。
最後の開催となる今回のセミナーでは、10周年記念、また秋吉台国際芸術村のオープンと合わせ、過去最大規模の企画が展開されます。

第10回秋吉台国際20世紀音楽セミナー&フェスティバル
PROMETEO - アンサンブル・モデルンを迎えて

期間1998年8月25日(火)~8月31日(月)

スケジュール

8月25日(火)オープン・リハーサル/ルイジ・ノーノ:“プロメテオ-聴く悲劇”(1981-85) 17:00 – 19:30
P.エートヴェーシュ(cond), P.ルンデル(cond.), A.リヒャルト(electronic sound), アンサンブル・モデルン, フライブルク合唱団他

オープニング・コンサート 20:00 – 22:00
<第Ⅰ部> -吹奏楽コンサート(Ⅰ)-
P.エートヴェーシュ:トライアングルより「雷鳴」(1993) /中村功(perc)
桧原弘:吹奏楽のための実験(1997) /防府市立桑山中学校吹奏楽部, 竹中俊二(cond)
R.HPプラッツ:吹奏楽のための「toku/NHA」(1994) /山口県立岩国高等学校吹奏楽部, 上田憲明(cond)
<第Ⅱ部>
A.シェーンベルグ:3つのピアノ小品op.11 /韓伽倻(pf)
A.シェーンベルグ:ファンタジーop.47 /漆原朝子(vn), 韓伽倻(pf)
P.ブーレーズ:ピアノソナタ第3番より「コンステラシオン・ミロワール」(1957) /野平一郎(pf)
H.ラッヘンマン:「グロエ」「子守歌」 /菅原幸子(pf)
S.シャリーノ:ヴァイオリンのための「カプリス」 /I.アルディッティ(vn)
<第Ⅲ部>
細川俊夫:鳥たちへの断章Ⅱ(1991) /宮田まゆみ(笙), 中村功(perc)
田中照通:石の室(1992) /M.カローリ(fl), 菅原幸子(pf)
武満徹:ハープとテープのための「スタンザⅡ」 /長澤真澄(hrp)
M.ソテロ:ピアノのための「su un oieano di Scampanellii Nr.2」(1994/5) /菅原幸子(pf)
アルプホルンと打楽器による「即興演奏」 /M.スヴォボーダ(alphr), 中村功(perc)

セミナー
開会行事 /細川俊夫
ノーノ「プロメテオ」について /長木誠司
8月26日(水)ルイジ・ノーノ:“プロメテオ-聴く悲劇”(1981-85)※日本初演 18:00 – 20:30
P.エートヴェーシュ(cond), P.ルンデン(cond), A.リヒャルト(electronic sound), アンサンブル・モデルン, フライブルク合唱団他

I.アルディッティ&漆原朝子-ヴァイオリンの夕べ- 21:00 – 22:00
H.パレデス:ヴァイオリンソロのための「Permutaciones」
J.エストラーダ:ヴァイオリンソロのための「CANTO OCULTO」(1974-78)
武満徹:揺れる鐘の夜明け(1983)
L.ノーノ:夢みながら歩かねばならない(1989)

セミナー
ノーノとプロメテオ /M.カチャーリ
ノーノと彼の時代 /F.ダル・コー
音楽・哲学・政治-ノーノをめぐって /浅田彰
作曲家フォーラム(I) /H.ラッヘンマン
8月27日(木)ルイジ・ノーノ:“プロメテオ-聴く悲劇”(1981-85)*日本初演 18:00 – 20:30
P.エートヴェーシュ(cond), P.ルンデン(cond), A.リヒャルト(electronic sound), アンサンブル・モデルン, フライブルク合唱団他

中村功-パーカッションの夕べ- 21:00 – 22:00
H.ラッヘンマン:一人の打楽器奏者のための「Interieur I」(1966)
細川俊夫:線VI(1993)
M.カーゲル:Exofica Solo(1970/71)
I.クセナキス:レボン(1987-89)

セミナー
ノーノの音楽 /H.ラッヘンマン
ノーノの電子音楽 /A.リヒャルト
シンポジウム「ノーノとプロメテオの音楽」 /浅田彰,磯崎新,M.カチャーリ,H.ラッヘンマン,F.ダルコー
8月28日(金)アンサンブル・モデルン・コンサート(Ⅰ) 18:00 – 20:30
M.ズヴォボーダ(trb),P.エートヴェーシュ(cond),アンサンブル・モデルン

E.ヴァレーズ:オクタンドル(1923)
K.シュトックハウゼン:コントラプンクテ(1952/53)
細川俊夫:トロンボーンとアンサンブルのための「旅Ⅲ」(1997)*日本初演
L.ノーノ:13人のための歌(1954-55)*日本初演
P.エートヴェーシュ:Steine(1990)*日本初演

アンサンブル秋吉台・コンサート(Ⅰ) 21:00 – 22:30
指揮:I.アルディッティ 特別参加:菅原幸子(pf),アンサンブル・モデルンのメンバー
山根孝司(cl),M.カローリ(fl),宮田まゆみ(sho),漆原朝子(vn),古川展夫(vc),長澤真澄(hrp),K.ベッカー(pf),中村功(perc)

鈴木和彦:ハープのための新曲(1998)*世界初演
望月京:バスフルート、クラリネットとヴァイオリンのための「All that is including me」(1996)
河添達也:弦楽三重奏のための「Arrow Cycle I」
桧原弘:クラリネットとピアノのための新曲(1998)*世界初演
野平一郎:フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための「時の矢Ⅱ」(1997)*世界初演
R.HR プラッツ:クラリネット、ハープ、打楽器とヴァイオリン、笙のための「Strange/Charm」*世界初演[’98秋吉台委嘱作品]

セミナー
自作を語る(I) /H.ラッヘンマン
ワークショップ(I)-電子音楽(1) /T.フンメル
作曲家フォーラム(II) /R.HPプラッツ
8月29日(土)アンサンブル・モデルン・コンサート(Ⅱ)-作曲家の肖像:H.ラッヘンマン- 18:00 – 20:30
P.ルンデル(cond),P.エートヴェーシュ(cond),アンサンブル・モデルン

H.ラッヘンマン:二人の朗読者とアンサンブルのための「二つの感情」(1992)*日本初演
H.ラッヘンマン:クラリネット、チェロとピアノのための「アレグロ・ソステヌート」(1986/88)*日本初演
H.ラッヘンマン:アンサンブルのための「ムーヴメント」(1983/34)*日本初演

アンサンブル秋吉台・コンサート(Ⅱ) 21:00 – 22:30
指揮:R.HPプラッツ
山根孝司(cl),M.カローリ(fl),宮田まゆみ(sho),漆原朝子(vn),古川展夫(vc),
長澤真澄(hrp),韓伽倻(pf),K.ベッカー(pf),中村功(perc)
特別参加:菅原幸子(pf),M.スヴォボーダ(trb)&アンサンブル・モデルンのメンバー
R.HP プラッツ:笙のための「線香花火」
原田敬子:クラリネット、チェロと打楽器のための新曲(1998)*世界初演
G.エッケルト:バスクラリネット、ヴァイオリンとピアノのための「崩された思い出の時」
G.クルターク:トロンボーンとピアノのための「Hat dorab nar sonàra és zongoràra」
H.パレデス:室内アンサンブルのための「HOMENAJE A REMEDIOS VARO」
前田克治:フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための新曲(1998)*世界初演[’98秋吉台委嘱作品]

セミナー
自作を語る(II) /H.ラッヘンマン
ワークショップ(II)-電子音楽(2) /T.フンメル
作曲家フォーラム(III) /細川俊夫
8月30日(日)クロージングコンサート<第Ⅰ部> -吹奏楽コンサート(Ⅱ)- 17:30 – 18:30
伊藤弘之:トロンボーン・ソロのための「夜の影Ⅱ」(1998)*世界初演 /M.ズヴォボーダ(trb)
田中吉史:吹奏楽のための新曲*世界初演[’98秋吉台委嘱作品] /山口県立岩国高等学校吹奏楽部, 上田憲明(cond)
河添達也:吹奏楽のための新曲*世界初演 /美東町立美東中学校吹奏楽部, 川上修一(cond)&山口県立美祢高等学校吹奏楽部, 矢田部一俊(cond)

クロージングコンサート<第Ⅱ部> -ラッヘンマンとノーノの作品- 19:00 – 20:30
H.ラッヘンマン:ピアノのための「SERYNADE」(1998)*世界初演[’98秋吉台委嘱作品] /菅原幸子(pf)
L.ノーノ:未来のユートピア的ノスタルジー的遠方(1988-89)*日本初演 /I.アルディッティ(vn),A.リヒャルト(音響)

クロージングコンサート<第Ⅲ部>
 -アンサンブル・モデルン・コンサート(Ⅲ)- 21:00 – 22:00

P.ルンデル(cond),アンサンブル・モデルン
C.ナイドヘーファー:新作*世界初演[’98秋吉台委嘱作品]
柏木葉二:7つの楽器のための「Hedgehog’s Dilemma」*日本初演
J.シェールホルン:9つの楽器のための「Kazabana」*世界初演
W.リーム:オーケストラのための「Gejagte Form」*日本初演

セミナー
アナリーゼ(I) /R.HPプラッツ
アナリーゼ(II) /細川俊夫
ワークショップ(III)-ヴァイオリン /I.アルディッティ
作曲家フォーラム(IV) /M.ソテロ

アーティスト

ルイジ・ノーノ Luigi Nono(作曲)

1924年、ヴェネチア生まれ。今世紀イタリアの生んだ最も重要な作曲家の一人。作曲をG.F.マリピエロ、新しい和声と対位法をB.マデルナとH.シェルヘンに学ぶ。ことに戦後のヨーロッパの音楽をフランスのブーレーズ、ドイツのシュトックハウゼンとともにリードしてきた旗手である。その作品は、社会的な問題意識を追及した題材を新しい厳しい様式で追及している。’57年よりダルムシュタット夏期講習会講師の他、世界各地の音楽祭などの滞在作曲家として招待され、次の世代の多くの後進の指導にも努めた。1990年没。

ヘルムート・ラッヘンマン Helmut Lachenmann(作曲)

1935年、シュトゥットガルト生まれ。ドイツを代表する作曲家であり、また現在のヨーロッパ現代音楽シーンをリードする最も重要な作曲家の一人。ルイジ・ノーノに作曲を学ぶ。音楽界にはびこる制度化し習慣化した音楽の聞き方を批判することから始まる彼の音楽は、通常の楽器奏法を拒絶し、特殊奏法を徹底的に構造化した音楽を試みる。’97年1月、ハンブルグ国立オペラで「マッチ売りの少女」を初演、大きな反響を呼ぶ。現在、シュトゥットガルト音楽大学教授。秋吉台には’93年に訪れ、彼の作品と指導は若い作曲家たちに大きな感動を呼んだ。

ロベルト・HP・プラッツ Robert HP Platz(作曲・指揮)

1951年生まれ。フォルトナー、シュトックハウゼンに作曲を学ぶ。’82年、ダルムシュタット国際夏期講習会で、クラーニッヒ・シュタイナー賞を受賞。アンサンブル・ケルンを創設し、ケルンを中心に作曲家、指揮者として国際的な活動を続ける。知的で構築的な作品は、独特な叙情性をもっており、新しいドイツを代表する作曲家の一人。

マウリシオ・ソテロ Mauricio Sotelo(作曲)

1961年、マドリッド生まれ。ルイジ・ノーノの最後の弟子で、彼から多大な影響を受ける。’93年、今世紀の音楽の分析と解釈を行う「作曲セミナー・フォーラム」を創設。彼の作品は、身近な建築物からの影響を受けてきわめて精巧な音の構造が見られ、隠された「意識」を声や響きに反映させた「仮想の劇場のための音楽」ともいわれる。自ら<沈黙―聴取―記憶―響き>を自作品を表わすキーワードとして掲げ、音と注意深く対峙し続ける作曲家である。

野平一郎 Ichiro Nodaira(作曲・ピアノ)

日本の新しい音楽シーンで欠かすことのできないピアニストであり作曲家。十数年にわたってパリで活躍した後、帰国。その知的で繊細な音楽性はピアニストとしても、作曲家としても貴重な存在である。現在もパリと東京を往復しながら国際的な活動を続ける。1995年中島健蔵賞、1996年尾高賞、文部大臣賞受賞。

細川俊夫 Toshio Hosokawa(作曲)

1955年生まれ。ドイツでユン・イサン、K.フーバーに学ぶ。秋吉台セミナーの創設者。’95年からマインツ、広島に在住しながら、ヨーロッパの様々な音楽祭に招かれ、作品を発表する。’97年には、ヴィッテン音楽祭、アンサンブル・アンテルコンタンポラン等で新作を発表する他、ベルリンビエンナーレ、パリの秋等のテーマ作曲家となる。’98年4月には、ミュンヘンビエンナーレ’98でオペラ「リア王」(鈴木忠志演出)を初演し、大きな反響を呼んだ。

アンサンブル・モデルン Ensemble Modern

1980年、ドイツで最初のプロフェッショナルな現代音楽アンサンブルとして創設。このアンサンブルは、これまでにフランクフルト・アルテオペラ座、ウイーンコンツェルトハウス、ベルリンフィルハーモニーホールなどで定期公演を行っており、録音も多数。彼等のレパートリーは、現代音楽作品のみならずジャズにも及び、その他舞踊、楽劇、映像音楽の分野でも目覚ましい活躍をしている。’85年よりフランクフルトに本拠地を定め、因襲に囚われないプログラミングと妥協のない十分なリハーサルによって大きな成果をあげており、今日、20世紀音楽の世界で最も優れたアンサンブルとして名声を得ている。

フライブルク合唱団 Solisternchor Freiburg

1982年、L.ノーノのオペラ「プロメテオ」上演のためにアンドレ・リヒャルトによって創設される。主に若手の声楽家によって構成され、その歌声はノーノの音楽性の表現にふさわしいものと定評がある。’84年ヴェネチアでの初演以降、ミラノ、フランクフルトでの上演、パリの秋、ベルリン音楽祭への参加公演は、いずれも好評を博した。また’98年ザルツブルグ音楽祭でのアンサンブル・モデルンとの上演はCD化され、その演奏は各方面から絶賛されている。

ペーター・エートヴェーシュ Peter Eötvös(指揮・作曲)

1944年、ハンガリーのトランシルバニアに生まれる。14才よりブタペスト音楽院でコダーイに作曲を学んだあと、カルドス、ヴィスキ、シモン、クルターク、ブーレーズ、シュトックハウゼンにも学ぶ。ケルン音楽大学指揮課修了。’79年にはブーレーズの招きを受け、アンサンブル・アンテルコンテンポランを指揮、直後に同アンサンブルの音楽監督に任命される。現在、カールスルーエ音楽大学教授を勤めながら、ヨーロッパの主要なオーケストラやオペラハウスで指揮活動と共に、作曲家として新作を数多く発表し続けている。

ペーター・ルンデル Petar Rundel(指揮)

1958年生まれ。ケルン、ハノーファー、ニューヨークでヴァイオリンを、M.ギーレン、P.エートヴェーシュに指揮を学ぶ。また、作曲をJ.フリンバークに学ぶ。’84年から’96年までアンサンブル・モデルンのヴァイオリニストを勤め、’87年に指揮者としてデビュー以来、20世紀音楽作品の優れた解説者として高い評価を得ている。アンサンブル・モデルン、クラングフォールムなどを常時指揮する他、多くのオーケストラを指揮しながら、H.ラッヘンマン、M.カーゲル、GF.ハースなど多くの作曲家と共同作業を行っている。最近ではソロ活動も意欲的に行っている。

アンドレ・リヒャルト André Richard(電子音響)

1944年、ベルリン生まれ。ジュネーブとフライブルグで、作曲をK.フーバーとB.ファーニホウに学ぶ。’89年より南西ドイツ放送局のH.シュトローベル実験音楽スタジオのディレクターを勤める。ルイジ・ノーノのアシスタントとして、数多くのノーノの晩年の作品を共に制作する。ノーノの「プロメテオ」の電子音響技師として高い評価を得る。

アーヴィン・アルディッティ Irvine Arditti(ヴァイオリン/指揮)

1953年、ロンドン生まれ。16才からロイヤルアカデミーで研鑽。’76年、アルディッティ弦楽四重奏団を設立し、アカデミーを卒業。’76年から’80年までロンドン交響楽団に所属後、ソロ活動と弦楽四重奏団(第1ヴァイオリン)の活動に力を注いでいる。超越的でかつ研ぎ澄まされた彼の演奏は世界中で高い評価を得ており、その優秀なヴァイオリンと弦楽四重奏団のために世界中の作曲家が作品を捧げている。現在、彼は新しい音楽作品の紹介者として大きな責任を負っている。今回は’95年に続き、二度目の参加。

マイケル・スヴォボーダ Michael Svoboda(トロンボーン)

1960年、グアム島生まれ。シカゴでジャズ・トロンボーン奏者として活躍した後、ドイツに渡り、シュトゥットガルトで作曲と指揮を学ぶ。シュトックハウゼンのオペラで主役になる他、華々しい活躍を続ける。’96年ダルムシュタット国際夏期講習会の講師。現在、南ドイツに在住し、国際的なソリストとして活躍する。

菅原幸子 Yukiko Sugawara(ピアノ)

札幌生まれ。桐朋音楽大学で井口愛子にピアノを師事した後、ベルリン音楽大学においてH-E.リーベンアームに、ケルン音楽大学でA.コンタルスキーに師事し、同大学を卒業。ダルムシュタット夏期講習会でクラーニッヒシュタイナー賞を受賞。ベルリン芸術週間、ドナウエッシンゲン、ワルシャワの秋、ISCMなどヨーロッパの主要な現代音楽フェスティバル、ラジオ局等で演奏活動を続ける。またソリストとして指揮者のブーレーズ、ツェンダー、エートヴェーシュたちと競演する。多くの優れた作曲家が彼女のために新曲を捧げている。秋吉台には’98年に続き、二度目の参加。

山根孝司 Takashi Yamane(クラリネット)

ベルギーを中心に活躍する国際的なクラリネット奏者。とりわけ現代音楽に深い興味を持ち、数多くの作品を初演してきた。ブリュッセルのアンサンブル・イクトゥスのソリストとして、現在ベルギーでもっとも注目するクラリネット奏者といわれている。秋吉台には、’94年に初めて訪れ、そのリサイタルは大きな感動を呼んだ。

マリオ・カローリ Mario Caroli(フルート)

1974年生まれ。ベーリ大学哲学科卒業。N.ピッチーニ音楽院で首席ディプロマを獲得。イタリアをはじめ海外の多くのマスタークラスで、R.ファブリチアーニ、A.モリーニ、T.ヴィー、C.レヴァインのもとで研鑽を積む。これまでに多くのコンクールで優秀な成績を修める。’96年、ダルムシュタット夏期講習会で「クラーニッヒシュタイナー賞」および「秋吉台=ダルムシュタット賞」を受賞。L.ロンバルディやS.シャリーノなど多くの作曲家が彼のために新曲を作曲している。現在、各国の主要な現代音楽祭でソリスト、ドゥオ、アンサンブルなどで活躍するかたわら現代フルートや現代作曲家についての論文を発表している。

中村功 Isao Nakamura(打楽器)

ドイツを中心に活動する打楽器奏者。現在、カールスルーエ音楽大学教授。ノーノ、シュトックハウゼン、ホリガー、ラッヘンマン、フーバーといった作曲家に嘱望され、現在ヨーロッパで最も評価の高い打楽器奏者。秋吉台には’91年から常任講師として招待されている。

韓伽倻 Han Kaya(ピアノ)

桐朋音楽大学、フライブルグ音楽大学卒業。ピヒト・アクセンフェルト、ジュネーブ国際音楽コンクール入賞。ソリストとして数多くのオーケストラと共演。古典から現代までの幅広いレパートリーを持ち、高い技術と深い音楽性において国際的な活動を続けるピアニスト。

漆原朝子 Asako Urushihara(ヴァイオリン)

日本の若い世代を代表するヴァイオリニスト。17才で日本国際音楽コンクールに優勝した後、ニューヨーク、ジュリアード音楽院で学ぶ。世界各国のオーケストラと共演する。’94年ダルムシュタット国際夏期講習会での20世紀の音楽のみのリサイタルは絶賛を博し、クラーニッヒシュタイナー賞を受賞。’94年より日本からドイツに本拠地を移し、ヨーロッパでの本格的な活動を始める。’97年、ヴィッテン音楽祭で細川俊夫の「旅Ⅰ」を世界初演する。

古川展生 Nobuo Furukawa(チェロ)

1973年生まれ。9才よりチェロを始める。桐朋音楽大学卒業後、リスト音楽院に学ぶ。井上頼豊、津田朝子、秋津智承、山崎伸子、チャバ、オンツィに師事。第64回日本音楽コンクール第2位、マルクノイキルヘン国際音楽コンクールでディプロマを獲得するなど、数々のコンクールで優秀な成績を修める。現在、東京都交響楽団の首席チェロ奏者を務めながら、ソロやアンサンブルなど多くの分野で活躍中。

長澤真澄 Masumi Nagasawa(ハープ)

17才の時オランダに留学。ハープをフィア・ベルグハイトに、現代音楽をブラッセルのフランセ・バートロメに師事。’78年マーストリヒト音楽院ハープ独奏者試験を首席で卒業。’79年マーストリヒト市より金メダルを授与される。オランダを中心に演奏活動を始め、ヨーロッパ各地の芸術祭にて演奏を行う。帰国後、’84年より「長澤真澄の空間」と名づけたハープリサイタルを始める。

宮田まゆみ Mayumi Miyata(笙)

国際的に活躍する笙奏者。世界的な様々な現代音楽フェスティバルから招待を受け、その力強く繊細な演奏は多くのファンを持つ。日本と海外とを往復しながら、数多くの新作を捧げられ、多くの作品を作曲家と共に生み出してきた。パリの秋、ドナウエッシンゲン、フランクフルト、オルレアン、ジュネーブ、ミラノ等の現代音楽祭で高い評価を受ける。’97年1月、ハンブルグ国立オペラのラッヘンマンのオペラ「マッチ売りの少女」の初演に参加する。

  • 【主催】(財)山口県文化振興財団
  • 【後援】山口県、秋芳町、山口県教育委員会、秋芳町教育委員会、山口県音楽協会、山口県吹奏楽連盟、朝日新聞社、共同通信社山口支局、産経新聞社山口支局、時事通信社山口支局、中国新聞社、TYSテレビ山口、西日本新聞社、日本経済新聞社山口支局、NHK山口放送局、毎日新聞社、YAB山口朝日放送、山口新聞社、KRY山口放送、読売新聞山口総局
  • 【特別協賛】日本財団、財団法人地域創造助成事業・ジャンボ宝くじ助成事業、芸術文化振興基金助成事業、エネルギア文化・スポーツ財団助成事業
  • 【助成・協賛】(財)三菱信託芸術文化財団、(財)ローランド芸術文化振興財団、(財)朝日新聞文化財団、アサヒビール、(財)花王芸術・科学財団、NTT山口支店、積水ハウス株式会社山口支店、キリンビール株式会社、西京銀行、山陽コカ・コーラボトリング株式会社山口営業所、秋芳梨生産販売協同組合、山口銀行、宇部興産株式会社、宇部商事株式会社、セントラル硝子株式会社、ダイドードリンコ株式会社山口営業所、大和ハウス工業株式会社山口支店、ビバックス株式会社山口支店、富士商株式会社、富士ゼロックス株式会社山口営業所、ホテル石田屋、道の駅おふく、道の駅みとう、山口県信用農業協同組合連合会、山口県共催農業協同組合連合会、山口県労働金庫